さすがに中学入学の頃になるとガス風呂が普及し、銭湯に通う家庭も減ってきました。
また、悪名高き汲み取り便所も水洗化し、日本人の生活も段々に西洋化の波が押し寄せて
きました。もっとも、今の西洋式の便座と違ってしゃがみ式の和式がほとんどでした。
そんな、清潔感あふれる環境も大都会だけの話。大都市郊外、地方はほとんど、
旧来の汲み取り便所のまま。あの独特の目にしみる、アンモニアの刺激臭、いま
考えるとなつかしい気がしますが、もうあの頃の環境には戻れないでしょうね。
ちなみに、ハエ取り紙って、知ってますか?当時は今と違って、大規模スーパー
などない時代。買い物はほとんど、個人商店、つまり、魚屋さん、八百屋さん、
パン屋さん、かいものかごをもって、それらの商店にいくのが普通でした。
特に魚屋さんは冷蔵ショーケースなどまだ珍しい時代でしたから、ほとんど、
保冷は、並べた魚に氷がかけてあるだけ。夏などは、においにつられた、
蝿の大群にたかられる始末。そこで、ハエ取り紙の登場です。天井が何本
もつるした、何本もの、粘着テープ、そこにびっしり!!とハエがつき、
今みたら、卒倒しそうな光景が、どこの魚屋さんでも繰り広げられて
いました。それでも、みんな、当たり前のように、魚を購入していました。
たとえ、それを食べて、現代でいう、食中毒の症状になっても、
なになににあたった。それで腹壊した。なぞ、その程度で終わっていました。
そんな時代だったのです。
2007年12月03日
半生日記2
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